健康は腸内環境から~潰瘍性大腸炎がおしえてくれたこと

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潰瘍性大腸炎の治療薬・AZA/6-MP:潰瘍性大腸炎の治療

潰瘍性大腸炎(UC)は過剰な免疫反応が認められることから免疫を抑える免疫調整剤が治療に使用されます。
潰瘍性大腸炎(UC)を治療するために使用される免疫調整剤には、アザチオプリン(AZA)や6-メルカプトプリン(6-MP)があります。

アザチオプリン(AZA)・6-メルカプトプリン(6-MP)とは

アザチオプリン(商品名:イムラン錠、アザニン錠)や6-メルカプトプリン(商品名:ロイケリン散10%*潰瘍性大腸炎に対して保険適応ではありません)は主にDNA合成阻害作用によって細胞の免疫抑制機能を抑制する作用する薬で通常、臓器移植時の拒絶反応を抑えるために使用されます。
潰瘍性大腸炎では主に副腎皮質ステロイドを減量するためや中止するため、シクロスポリンやタクロリスムなどで寛解導入した後の寛解維持療法で使用されます。
イムランとロイケリンは同じ効果を発揮する薬剤で、イムランは体の中でロイケリンの成分に変わり炎症を抑えると考えられています。

イムラン錠 アザニン錠
イムラン錠 アザニン錠

アザチオプリン(AZA)、6-メルカプトプリン(6-MP)の使用方法

イムランとロイケリンは同じ系統の薬剤です。
基本的な使用方法は、イムランは25~50mg/日、ロイケリンはなら15~30mg/日程度から開始されます。
血液検査(白血球、ヘモグロビン、血小板、肝機能など)の結果や副作用を観察しながら維持量まで投与されます。

アザチオプリン(AZA)、6-メルカプトプリン(6-MP)の治療効果

潰瘍性大腸炎(UC)におけるアザチオプリン(AZA)、6-メルカプトプリン(6-MP)の有効性に関してはさまざまな報告があります。
ステロイド依存性・抵抗性潰瘍性大腸炎(UC)に関する調査には、有効率が61~65%であるという報告があります。
具体的なものとしていは、イムランのステロイド依存性に対する調査において、イムラン使用の6か月後の再燃率は42%、イムラン未使用の6ヵ月後の再燃率は79%であったという報告があいます。また日本で潰瘍性大腸炎患者に対して行われた試験では、6か月間の投与により寛解が維持された割合は約 90%でした。

アザチオプリン(AZA)、6-メルカプトプリン(6-MP)の副作用

アザチオプリン(AZA)、6-メルカプトプリン(6-MP)の主な副作用には、白血球、血小板の減少が起こることがあり、出血しやすくなったり、貧血となったりすることもあります。
臓器移植の免疫抑制のために使用される薬ですから免疫の働きを抑えることにより、細菌やウイルスが繁殖しやすくなり感染症を起こすことがあります。ただし、潰瘍性大腸炎(UC)で使用される薬の量は移植後などの治療に使用される量よりかなり少ない量で少量投与の範囲においては安全性に問題のない薬であると考えられています。
その他に、肝機能障害、膵炎、食欲不振、嘔吐、脱毛、口内炎、舌炎などの副作用が知られています。
これらの副作用を早期に発見するためにも定期受診で血液検査を受ける必要があります。ほとんどの場合、副作用の症状は休薬することで回復します。

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