健康は腸内環境から~潰瘍性大腸炎がおしえてくれたこと

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糞便検査とは:消化器疾患の診察と検査

糞便検査は、消化器系の診断のために重要な検査の1つです。
糞便検査には肉眼的検察、便潜血反応、寄生虫ならびに虫卵検査、病原性微生物の検出などがあり、便潜血検査では潜血の有無、寄生虫ならびに虫卵検査では寄生虫ならびに寄生虫卵の有無の確認、病原性微生物の検査では下痢便の検査で病原微生物が同定された場合は、適切な治療につながります。肉眼的所見も重要な手がかりとなります。

便潜血反応検査とは

便潜血反応とは、採取した便に試薬を混ぜ、その変化で血液の混入判定を行なう検査です。
便潜血反応検査には、化学的便潜血反応検査(オルトトリジン法・グアヤック法)とヘモグロビンに対する抗体を使用して潜血の有無を調べる免疫学的便潜血反応検査があります。

便培養・同定検査とは

便培養検査とは菌感染が疑われた場合に便を採取して培養し、細菌の有無、菌量および菌種を調べる検査で、便培養・同定検査の方法は、検体(便)の細菌を増殖させるために栄養素を含んだ血液寒天培地やチョコレート寒天培地などの培地に検体の一部を接種して35℃で培養をし、発育した菌の大きさ、色、溶血性、コロニーの形態、臭気、生化学的性状により起炎菌種の推定し、同定します。

肉眼的所見とは

糞便検査においては、肉眼的所見も重要となり、以下のような項目の観察をおこないます。
・便の形:固形便、軟便、泥状便、水様便
・色・性状:閉塞性黄疸では灰色、上部消化管出血では黒色、下部消化管では潜血の混じった便、痔からの出血も鮮血となります。また、食事の内容によっては消化されないものがあったり、薬剤(鉄剤は黒色)に影響する場合もあります。
・回数・頻度

糞便検査時の注意点

糞便検査のほとんどが検体である便を自分自身で採取する必要があり、採取方法、採取した便の保管、食事や服用中の薬の有無などが検査結果を左右することがあります。
便潜血検査では、貧血の治療として鉄剤を服用している、口腔内出血や鼻血、痔出血などがある場合には検体を提出するさいにその旨を申告してください。

糞便検査の結果について

便潜血検査では、潜血の有無がわかりますが、一般的に用いられ2日法のキットの感度は、78~83%といわれており、陽性となったとしても消化管のどこかに出血しているとは限りません。
便培養検査においても、例えば、O157が検出されたからといって、全ての菌がベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌だとは限りません。
寄生虫ならびに虫卵検査ではその有無がわかりますが、たとえ陰性であっても寄生虫がいないとは限りません。

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