健康は腸内環境から~潰瘍性大腸炎がおしえてくれたこと

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超音波検査とは:消化器疾患の診察と検査

超音波検査とは、超音波の反射(エコー)の強弱を画像に反映したものが超音波検査です。
AモードとBモードがあり、消化器ではBモードが用いられます。
超音波も音であり音の性質を持っているのですが、超音波は周波数が高いため、以下のような性質をもっています。

超音波とは

超音波の性質は以下のようなものがあります。
①空気中を伝わりにくい、1MHz程度の音までは空気中を伝播する。
②液体、固体はよく伝わり、水では1500m/秒、肝臓や筋肉では約1560m/秒の音速である。音の速度は温度にも左右される。
③個体でも固い物の表面で強く反射し、後方に伝わりにく。結石や骨などでは音はほとんど反射されない。後方に無音響野がみられる。
④光と同様直進し、屈折、反射する。
⑤伝播中、生体内で減弱する。この超音波減衰は周波数が高いほど大きくなる。
⑥解像力は周波数に依存する。

超音波画像診断装置の原理

超音波とは人に聞こえない高い音、すなわち20kHz以上の周波数の音のことをいいます。
この超音波は、気体中では伝わりにくく、液体や固体にはよく伝わり、さらに光と同じように直進し、物体に当たると反射して戻って来るという性質があります。
これらの性質を利用し、体の中のさまざまな臓器を画像として映し出す器械を超音波画像診断装置といいます。
当てられたプローブから超音波が発射され、それが臓器や器官などに当たって反射し、反射した超音波をコンピューターが画像処理して画像として映し出します。
画像の中で白く映し出されている部分は骨などに当たって反射してきたもので、黒く映し出された部分は液体や空気などが溜まっている空洞で何もないところです。
体の臓器などはややグレーぽく映し出されます。
医療として使用されている超音波はレントゲンなどとは異なり、生体への影響がありませんから産科でも利用されるようになりました。

消化器で用いられる超音波

消化器で用いられる超音波には以下のようなものがあります。

体外式超音波

一般に用いられる超音波検査で、腹部症状がある場合や基礎検査において第一選択の検査法として確立されています。
消化器で用いらる超音波の周波数は通常3~5MHzです。
体外式超音波検査は、体外から超音波の出るプローブをおなかに当てるだけなので検査
腹部では2~3層の筋層や脂肪など、超音波が減衰しやすいため比較的低い周波数が用いられています。現在は非線形の音を出力すると体外で整数倍の音が返ってくる。出力した2倍の周波数の音による画像を用いる方法のティッシュ・ハーモニック・イメージング(THI)が主流です。
局所性病変(癌や炎症)の拾い上げ診断に適しています。慢性肝疾患や胆嚢・膵臓疾患の拾い上げ診断に有用です。最近では造影剤を用いた質的診断も広く行われています。

超音波内視鏡検査(EUS)

超音波内視鏡検査とは、内視鏡の先端に観測装置である超音波検査のプローブ(探触子)がついているものを超音波内視鏡(EUS)といいます。
経口的や経肛門的に用いられ、検査方法は通常の内視鏡検査と同様で鎮静剤が投与され、内視鏡が体内へと挿入された後、精査必要部位の超音波検査が施行されます。
直接内視鏡を体内に挿入するため胃腹壁、腹腔の脂肪、骨、消化管内の空気などが障害になることもなく、観察目的の近くから5~12MHzの高い周波数の超音波をあてることができるため、高い分解能の超音波観察が可能であるため、消化管(食道・胃・十二指腸・大腸)粘膜下の腫瘍の位置と大きさ、浸潤の度合い、悪性の程度、周囲の臓器との位置関係、周囲のリンパ節の状態を観察することができます。また、胃や十二指腸と隣接している胆嚢・胆管 ・膵臓なども胃壁あるいは十二指腸を通して精密に調べることができ、胆石、総胆管結石、胆嚢がん、胆管がん、膵臓がんが疑われる場合に用いられ、特に慢性膵炎と膵臓がんの診断には必須の検査となっています。

管腔内超音波(IDUS)

管腔内超音波検査(IDUS)は内視鏡の鉗子口から胆管や膵管に細長い管状の超音波を挿入し超音波画像を得る検査です。
超音波の端子が病変に近いこと、10~20MHzと高い周波数が用いられことなどより、精密で多くの情報が得られます。ます。
消化管癌では内視鏡治療前の深達度診断に用いられ、膵・胆道では膵管あるいは胆管内に挿入して、主に深達度診断がおこなわれ、特に膵嚢胞性疾患と膵腫瘍・胆道腫瘍では良性か悪性かの判断、また悪性の場合は癌の浸潤度の診断が可能で手術適応の決定に有用です。
検査中に細胞診を行ったり、結石除去やステント挿入等、内視鏡治療へと進んで行きます。

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